自動販売機を設置する際に必要な設置部材

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自動販売機を設置する際に必要な設置部材2020年2月29日

365日休まず営業を続ける自動販売機。
自動販売機を取り巻く環境は台風の災害や盗難などにより非常に過酷です、
これらのリスクから自販機を守る為には専用の部材が必須不可欠になります、
今回は自動販売機を設置する際に必須不可欠な部材等について細かく説明して行きたいと思います。

Contents

転倒防止板は震災等による自動販売機の転倒防止に必須

自動販売機を設置する際に必須なのが「転倒防止対策」です。
自動販売機は、サイズや商品を入れたとき・入れていないときで違いはありますが、800キロを超える重さになります。
通常、倒れにくいと考えられるものの、地震やなんらかのトラブル・事故によって転倒しないよう、対策が必須だと言えるでしょう。
自販機の転倒防止対策で使われているのが、転倒防止版、別名スキー状鉄板とも呼ばれます。
地震などで自動販売機が倒れることがないよう、アンカーボルトという金具を使って固定をするのが一般的ですが、設置場所によってアンカーボルトを使えない場合があります。
そこで、転倒防止版を使います。
まるで自動販売機の足のように設置される転倒防止版は、スキー板のような見た目。
外に設置される自動販売機はもちろん、屋内の自動販売機にも利用できるパーツです。
大きな地震がくることを想定して、実際に実験で揺れを加えながらその安全性が検証されています。
そのため、据え付けられる面の大きさや板の長さなど、実際のパーツとして使われるために検証を重ね、安全性評価が行われました。
転倒防止・安定のために自販機をはみ出すサイズで設置されることもありますが、従来の転倒防止用金具に比べて邪魔にならず、非常に広く使われています。
転倒防止板一覧へ

自動販売機を屋外に設置する場合はアンカーボルト

主に屋外に設置されている自動販売機の固定を行っているのが、「アンカーボルト」という固定金具です。
「アンカー(anchor)」とは、船の錨(いかり)を指しており、しっかりと固定をしてくれるボルトだということがわかるでしょう。
自動販売機を設置した際、地面にただそのまま置くのではなく、転倒防止のためにこの金具が使われます。
アンカーボルトは、自動販売機と設置面をつなぐためのものですが、多くの場合アスファルトに直接アンカーボルトをうつのではなく、コンクリートブロックを挟んで設置を行うのが一般的。
コンクリートブロックはアスファルト(地面)よりも強度が高く、しっかりとアンカーボルトを打ち込むことができます。
自動販売機が底上げされているような状態を見かけたことがある方は多いと思いますが、これは転倒防止のためにコンクリートブロックを地面と自販機の間に挟み、アンカーボルトを打っているためです。
アンカーボルトはさまざまな形状がありますが、自動販売機に用いられるものは2~3センチの太さを使うことが多く、一般的なネジとはサイズが大きく違うことがわかります。
ただ、直接地面にアンカーボルトを打ち込んだり、コンクリートブロックを用いることが難しい屋内の場合には、アンカーボルトが使われないこともあります。
その場合には、屋内用に転倒防止版を使って固定を行うことも。
また、アンカーボルトは効果を最大限に発揮させるためにも、水平な場所で垂直にしっかりと打ち込むことが大切であり、アンカーボルトが適切に設置されている自販機は災害時にも安心できると言えるでしょう。
アンカーボルトの見積もりはこちら

自動販売機の盗難防止に関して

無人、しかも24時間いつでもドリンクを購入できる自動販売機。
その中にはドリンクだけでなく、おつりや売り上げとなる現金が入っています。
そのため、自販機荒らしや自販機盗難といった被害に遭うこともあり、対策を講じる必要があります。
自動販売機での現金盗難は、さまざまな手口が使われています。

●硬貨選別機の誤作動
コインメックと呼ばれる硬貨選別機に衝撃を加えて誤作動を起こし、硬貨を盗むという方法です。
コインメックのあるあたりを外から叩き、硬貨投入を繰り返して、中の釣銭が延々と出てくるようにした手口でした。

参照:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM826KKQM82UTNB016.html

●自販機を破壊
バールを使って自動販売機を破壊して、中の釣銭を盗むという被害も。

参照:産経新聞ニュース
https://www.sankei.com/region/news/191006/rgn1910060019-n1.html

売上金をこまめに回収したり、センサーライトの設置などの対策が有効ですが、特に気を付けておきたいポイントを見てみましょう。

●チェーンロック
自動販売機の扉の部分にチェーンがついていることがあります。
これをチェーンロックと言い、自動販売機の盗難を防ぐ防犯用品として使われています。
チェーンが切られる手口もありますが、後述する他の防犯用品と併用することで、高い防犯効果が得られます。

●防犯カメラ
まずこれがあると盗難率が低くなるのが、防犯カメラです。
中には防犯カメラを壊してから犯行に及ぶパターンもありますが、大きな犯罪抑止力になります。

こうした防犯用品を使い、自動販売機の破壊や釣銭の盗難はもちろん、自販機ごと盗まれてしまうのを防ぐ必要があります。